穴釣りの釣果が上がる!適したおすすめリール8 選!
波止でのテトラポットの隙間や磯の岩穴を狙う穴釣りは、手軽に楽しめる釣法の一つで、非常にエキサイティングな釣りです。
遠投をする必要もなく、ひとまず手の届く範囲にあるテトラポッドや岩の隙間に、仕掛けを投入するシンプルな釣法。
しかし小さな隙間からは、想像できないような大物や高級魚が釣れることもあり、まるで宝探しのようで、ぜひ楽しんでいただきたい魅力的な釣りの一つです。
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穴釣りとは
穴釣りとは、テトラポッドや岩の隙間に隠れている根魚を狙う釣法を指し、仕掛けはとてもシンプルで、しかも比較的軽装で楽しめます。
一見大きな魚が隠れているとは思えないような狭い穴に、驚くような大物が潜んでいることもあり、仕掛け投入の一投一投がワクワクする釣りです。
仕掛けは、中通しオモリにハリスとハリが基本形で、とてもシンプルなので仕掛けが絡んだりしても仕掛けを作り直しやすい点も魅力的なポイントといえます。
またオモリとハリが一緒になったプラグリ仕掛けという市販品も販売されていて、道糸に付けるだけなので、市販品の仕掛け利用もおすすめです。
エサはオキアミ、アオイソメやマムシなどの虫エサ、あるいは魚の切り身など、さまざまなものが使用できます。
このようなシンプル仕様の仕掛けで、ガシラ、メバルは勿論のことオオモンハタやキジハタなどが釣れることもあり、エキサイティングな楽しみを味わうことができる釣法です。
過去の経験で印象に残っている釣果としては、和歌山県の水軒にある地の一文字のテトラで、約30cmのメバルが釣れました。
また和歌山県の衣奈漁港にあるテトラで約30cmのソイが複数枚上がり、嬉しい思いをした経験があります。
穴釣りに適したリール
仕掛けをスムーズに投入できる
穴釣りの場合、基本的に仕掛けを投げることはなく、テトラポッドや岩の隙間に向かい垂直に仕掛けを投入します。
そのため如何にスムーズに仕掛けを落とし込めるかという、高い操作性が穴釣りのリールを選ぶ際の基準の一つといえるでしょう。
感度が高い
穴釣りでは仕掛けをポイントに投入すると、魚がサシエを漁り始めますが、この時の魚の捕食する様子をイメージすることが大切です。
魚は警戒しながらサシエを浅くかじっているだけなのか、それとも食いが立ち、ひと思いに飲み込もうとするのかを、把握する必要があります。
感度の高いリールであれば、これらの魚の捕食している様子が、うかがいやすいわけです。
軽量である
穴釣りはテトラポッドや岩の隙間を、移動しながら次々とポイントを攻めるスタイルの釣りです。
そのため軽装な状態で釣りをする方が、もちろん疲れにくいため、更に軽量のリールを使用することは釣果にも影響を与えます。
巻き上げのパワーがある
穴釣りで魚がハリ掛かりすれば、一気に巻き上げる必要があります。
これは穴釣りはテトラポッドや岩の隙間がポイントであるため、すぐに根に潜られる可能性が高いことが理由です。
そのためにはやはり巻き上げのパワーが強いリールは重要な特徴といえます。
リールにこだわるメリット
根掛かりが減る
穴釣りはテトラポッドや岩の隙間がポイントという性質上、魚はハリ掛かりしても穴の奥に潜られる可能性が高い釣りです。
そのため巻き上げパワーの強いリールを選ぶことで、ハリ掛かりした魚を一気に巻き上げ、その結果根掛かり防止を期待できます。
バラシが減る
穴釣りに限ったことではありませんが、アワセのタイミングの良し悪しが、大きく釣果に影響します。
適切なアワセのタイミングを計るには、魚がサシエを捕食している様子を、適切にイメージできるかどうかが重要です。
この点からすると、感度の高いリールはこの魚の捕食活動の様子を、よりリアルにイメージしやすいといえます。
疲れにくい
穴釣りはテトラポッドや岩の隙間を、移動しながら次から次へと仕掛けを投入していく釣りです。
そのためタックルが重たいと疲れやすいため、タックルの一つであるリールには軽さを求められます。
そういう意味で軽量設計のリール選びが、快適な釣りに導いてくれるといえるでしょう。
穴釣りに適したリールの選び方
リールの種類
リールの種類はスピニングリールと両軸リールに、大きく分類することができます。
穴釣りではスピニングリールも使用可能ですが、使い勝手か良いのは両軸リールといえるでしょう。
穴釣りに要求される強い巻き上げ力を考えるならば、やはり両軸リールをおすすめします。
ギア比
両軸リールの商品説明にはギア比の記載がありますが、簡単にいえばハンドルを1 回巻いた時スプールが何回転するかということです。
ギア比が大きいとは、ハンドルを1 回巻いた時巻き上げる糸の長さが多いと言い換えることができます。
できればギア比7 以上のハイギア仕様の両軸リールがおすすめです。
重量
穴釣りはテトラポットや岩の隙間に次々と仕掛けを投入する、移動しながらの釣りスタイルです。
そのため軽いリールを使用することで、疲労を軽減でき快適に穴釣りを楽しむことができます。
疲労軽減は余裕を持って釣りができ、その結果釣果にも好影響を与えるといえるでしょう。
超小型の両軸リールなら100 グラム前後、船釣りでも使用可能な小型両軸リールなら200 グラム前後のものを目安にするといいと思います。
値段
シマノやダイワなどの、いわゆる有名メーカーの商品はハイスペックのものが多いですが、値段も高くなる傾向にあります。
もちろんこれらのメーカー商品の使用はおすすめですが、予算に余裕がない場合はその他のメーカー商品も選択肢としておすすすめです。
実際値段を考えると、高いコストパフォーマンスを持った、両軸リールが販売されています。
穴釣りにおすすめするリール8 選
【シマノ】炎月BB100HG
この両軸リール自体は船釣りでの、鯛ラバを使用して鯛を狙うために開発されたものです。
そのため安定したパワーがあり、穴釣りにおいても十分使用できるスペックがあり、信頼が置けます。
なんと重量も180 グラムで、計量タイプの中でも軽い部類のリールです。
【シマノ】18バスライズ
リールの名称通り、ブラックバス釣りを前提に開発されたものですが、防錆び加工が施され、海釣りでの使用も可能です。
使用するとよくわかりますが、リールを巻き上げる心地がとてもよく感じます。
シマノでこの価格はかなりお得感のあるリールです。
【シマノ】クラブデミ10RL
根魚はもちろんのこと、チヌからワカサギまで幅広く使用可能な全天候型のリールです。
両軸リールによくある糸カミを防止する機能が付いており、シマノらしく細かな配慮が随所に見受けられます。
値段もお手頃でおすすめです。
【ダイワ】タトゥーラTW 80XH
長年の経年劣化からくる機能低下を、できる限り少なくなるよう開発されたハイスペックなリールです。
糸を巻く際の滑らかさ、強さ、軽さを追求してテクノロジーを駆使したこだわりの商品といえるでしょう。
【プロマリン】ファイターミニDX
企業努力を感じる値段設定のプロマリン社製、超小型タイプの両軸リールです。
初心者の方や、とにかく安いリールをサブにもう一つといったニーズにぴったしのリールといえます。
【プロックス】根魚権蔵キワラウンド45RB
リールの重さは151 グラム、ギア比6:1:1、ハンドルを1 回転すると57センチの糸を巻き上げることができます。
これらのスペックを考慮するなら、この値段はかなりお得な感じといえるでしょう。
有名メーカー以外で、コストパフォーマンスが高いリールをお探しの方におすすめします。
【アブガルシア】ブラックマックス4
マグネット式のブレーキを採用しているため、強風時のバッククラッシュを予防しやすく設計されています。
初心者にも扱いやすく値段も安いため、サブリールとしてもおすすめです。
【ダイワ】コロネットⅡ
ダイワ製のお洒落なリールで、しかもとてもリーズナブルなところが魅力的です。
ただし糸カミ防止機能や、3 段式オンオフ切り替えストッパーなどの機能がしっかり付いており、スペックも申し分ありません。
ややリールを巻き上げる音が大きくて気になりますが、全体的によくできた両軸リールといえます。
まとめ
四季を通して昼夜を問わず気軽に楽しめる穴釣りですが、狙える魚種も魅力的です。
一見狭く限られたように見える空間に、驚くような大物や高級魚が潜んでおり、軽装で楽しめる釣法といえます。
今回は穴釣りにおけるリールに焦点を当て、さまざまな紹介をしましたが、穴釣りの釣果向上のヒントになれば幸いです。
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