美味しく鮮度を保つイカの締め方と推奨する締め道具8 選!
イカ釣りを楽しんだ後は、次にその釣れたイカを持ち帰り、食べることも正に釣りの醍醐味ですね。
ところで釣れたイカを持ち帰るにしても、ただ漫然と持ち帰るのと工夫して持ち帰るのでは保てる鮮度に差が出て、しいては食べた時の味にも差が出るものです。
やはり釣れたイカはより良い鮮度の状態で持ち帰り、より美味しく食べたいと誰もが思う事でしょう。
そこで今回は釣れたイカを鮮度良く持ち帰るための締め方やオススメのイカの締め道具を紹介したいと思います。
イカを締めるメリット
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鮮度を保つ
イカに限ったことではなく魚全般に言えることですが、釣ったイカをいつまでも生きた状態にしておくと、イカはストレスを感じ鮮度が低下します。
その意味からすると釣ったイカを素早く締めて即死させることは大切なポイントと言えるでしょう。
食感を良くする
釣れたイカを締めるとイカにどのようなことが起こるのでしょうか。
実は締めることでイカの筋肉が収縮し、独特のプリプリ感が生まれます。
つまりイカを締めることは、食べた時この食感を楽しむことにつながります。
味が引き立つ
釣れたイカを締めると、不思議とイカの旨味が凝縮する効果が認められます。
つまり釣ったイカを持ち帰って食べた時、より濃厚なイカの味を楽しむことができることは魅力的なメリットです。
イカの締め方
釣れたイカを正しく締めることで、より美味しくイカを味わうことができます。
イカを釣り上げた後の締めるという処理は、本当にわずかな手間に過ぎないので、イカを釣った際は締める作業を是非ともオススメしたいと思うところです。
イカを締める方法
目の間のやや上を斜めに突く
イカの目の間の少し上あたりに神経が通っているので、この神経を突くように上斜め45度程度の角度で突きます。
イカの体の色が変わる
イカの神経を正しく突けたなら、イカの胴や足が瞬時に白く変化します。
この状態が認められれば、正しくイカを締めることが成功したと言って良いでしょう。
船釣りなどの野締め
イカが次々とたくさん釣れた場合など締める暇がが無いときは、釣れたイカをザルに上げておいて窒息死させる野締めも可能です。
ただし鮮度が落ちないように、死んだ可能な限り早くクーラーボックスに移して下さい。
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ジップロック等に入れる
イカの身は水に触れると痛むので、氷が解けた水に触れないようにジップロックなどに入れてクーラーボックスに入れるのがオススメです。
道具を使用したイカの締め方
ピックやナイフの使用
市販品のイカ締め用のピックやナイフを使用して、45度の角度で目と目の間の少し上あたりを突きます。
ハサミの使用
目の上から胴体側に向けてハサミを刺し、イカの体色が変わるまで、ハサミの刃を動かします。
またイカの締め用に設計されたハサミは墨袋なども取れて、重宝する道具です。
たとえばこのハサミで墨袋を取り除いておくと、持ち帰ったイカが墨だらけになることがなくオススメします。
道具を使用しないイカの締め方
イカにチョップ
いわゆる空手チョップをイカの目と目の間の上あたりします。
イカの体色が白く変化すれば、神経が破壊されたことを意味するので成功です。
指でイカを締める
特に小型のイカに有効な方法で、イカの眼球と胴体の間にデコピンをします。
イカの体色が白色に変化すれば締めは成功です。
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釣れたイカの持ち帰り方
先ほど紹介した方法でイカを締めたらクーラーボックスにイカを移します。
そしてイカを保存する際の注意点ですが、イカは水に漬けると身が硬くなる性質があるため、イカを真水や海水に漬けない状態で保存することが理想的です。
クーラーボックスの底に保冷剤や氷を敷き、更に新聞紙をその上に敷きます。
その上にジップロックやビニール袋に入れたイカを置き、さらに新聞紙を掛け、その上に保冷剤や氷を載せます。
ちょうどイカを保冷剤や氷と新聞紙でサンドするイメージで、新聞紙はイカが冷え過ぎない効果を目的としたものです。
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トロ箱を使用したイカの持ち帰り方
船釣りでイカを狙った場合、イカが大漁のことがしばしばありますが、そんな時は保存用のトロ箱のようなものをオススメます。
これは金属製のトロ箱のようなもので、熱伝導が高くキンキンに冷える特徴があり、しかも締めたイカを並べてクーラーボックスに入れるだけの便利な製品です。
イカの締め道具 推奨する8選!
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ダイワ エメラルダス イカシメFL170
単に釣ったイカを締めるだけではなく、曲がったエギを元に戻すためにカンナ直しが付き、さらにハンドギャフも付いているためイカを引っ掛けてジップロックやナイロン袋に収めることができます。
またフッソ加工を施しているため錆びにくいのもありがたい製品です
FLISSA イカシメ カラビナ付き
シンプルなデザインにもかかわらず多機能なイカ締め道具です。
カラビナが付いている為ぶら下げて釣りができ、使い勝手が良いのはもちろん、クオリティに対して値段がお手軽な部分が魅力的と言えます。
Jeymond イカシメピック
軽量かつコンパクトなデザインではあるものの、イカ釣りで要求され多機能性も持ち合わしている。
しかも価格がリーズナブルな点からすれば、相当にコストパフォーマンスが高い製品の一つと言えるでしょう。
Chonmage Fishing イカシメ3in1
イカを締める機能のみならず、曲がったりしたエギの部分を修正したりできるカンナ直しとカラビナも付き、ぶら下げて釣りができる機能も漏れなく付いています。
やや持ち手の幅が広く、握りにくいかなと思う部分があるものの、値段を見ると分かるようにコストパフォーマンスが優秀な製品です。
ダイワ エメラルダス イカシメスティック130C
シンプルな作りのイカ締め道具ではあるものの、グリップにはちゃんとカンナ直しが付いており、エギの修正等にも困りません。
機能が限定されている分、ダイワ製品にもかかわらず嬉しい値段設定です。
多機能ではなくて良い方には是非ともオススメしたいイカ締め道具です。
WAVE GEAR エギングブレード
イカを締める道具にかけるコストを徹底的に落としたいという方にオススメしたい製品です。
安いとと言えカラビナも付き、引っ掛けておくことができ、いざイカを締めたい時にすぐ取り出せる点は素晴らしいと言えます。
全長が120mmとコンパクトな作りも魅力的な締め道具です。
Belmont ピックオーグルMP
イカの締めやすさは抜群で、ステンレス製のため防錆性は文句のつけようがない製品です。
ご覧の通り超シンプルな作りは、まさにイカを締める点に特化した道具と言って差し支えないでしょう。
値段もお求めやすく、魅力的なイカ締め道具です。
YAMASHITA エギ王 夜グリーン
暗い環境で発光するため、マズメ釣りや夜釣りで抜群の役割を果たす点がオススメする最大の理由です。
しかもカンナ直しも付いており、曲がったエギを直したりするのにも重宝します。
マズメ釣りや夜釣りでイカを狙う場合、とにかくオススメしたい製品です。
まとめ
エギでのアオリイカ釣りや船で狙うスルメイカ、ヤリイカ、その他にも紋甲イカやスミイカなど、多種のイカが釣りのターゲットとなり楽しませてくれます。
釣る楽しみは勿論のこと、食べる楽しみも大きいイカですから、より美味しく食べたいものです。
そのための方法として今回は、イカの締め方と持ち帰り方について紹介させていただきました。
是非ご参考にしていただければ幸いです。
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