意外と簡単で楽しい?ボラ釣りのコツ!
ボラは釣るのが難しい?ちょっとした工夫で釣果アップ!
波止釣りや磯釣りでよく見かけるボラ。群れでエサの周りに寄ってくるものの、なかなかハリに掛からず、エサだけ取られてしまうイメージが強い魚です。そのため「釣るのが難しい」と言われることも少なくありません。
しかし、実はちょっとした工夫でボラがハリに掛かる確率をグッと高められます。今回は、そんなボラ釣りの具体的なコツをご紹介!そして、実は食べても美味しいボラの魅力もお伝えします。この機会に、釣りのターゲットとしてボラを狙ってみませんか?
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大群のボラを攻略!外道と侮るなかれ、その引きは圧巻!
波止釣りや磯釣りでマキエをすると、大群のボラが押し寄せる光景は珍しくありません。ダンゴ釣り(紀州釣り)では、ボラが寄ってくるのが当たり前で、「ボラが散ればチヌが釣れる」とまで言われるほど。
しかも、ボラは海面近くを泳ぐため、その堂々とした姿がはっきりと見え、その迫力に興奮することも多いでしょう。こうなると、たとえ外道と分かっていても、この大物であるボラを釣り上げてみたくなるのが釣り人の性ですよね。
ボラの食味は地域と時期で大違い!
ボラを食用とするかどうかは、地域によって大きく異なります。というのも、ボラは水底の泥などを吸い込む習性があるため、生息環境によって臭みが強く出ることがあるからです。この点は、環境による影響を受けにくいハゼとは対照的と言えるでしょう。
しかし、水質の良い環境で育ったボラは、高級魚と遜色ないほど美味しいのをご存じでしょうか。特に、冬場の外洋域で釣れるボラは、ぜひ一度味わってほしい逸品です。
以前、和歌山県白浜町の板前さんに聞いた話ですが、昔はボラの刺身を出していたそうです(ボラとは明言しなかったそうですが)。その板前さんも私も、寒ボラ(冬場のボラ)はマダイよりも美味しいと実感しています。
刺身はもちろんのこと、しゃぶしゃぶ、フライ、天ぷらなど、さまざまな料理でその美味しさを楽しめますよ。

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ボラ釣りは難しいのか?
サビキ釣りでのボラ攻略法:アミエビを吸い取るボラの習性
波止でサビキ釣りをしていると、カゴに詰めたアミエビに誘われて、ボラの群れがやってくることはよくあります。しかし、よく観察していると、彼らは小さな口で器用にアミエビだけを吸い取っていき、サビキ針にはめったに食いつきません。これは、サビキ針にオキアミなどを付けても同じ結果になることが多いでしょう。
では、どうすればこの賢いボラを釣り上げることができるのでしょうか?
チヌ・グレ狙いの外道?巨大ボラ「トド」との攻防
波止や磯でチヌやグレを狙っていると、マキエに誘われてボラの群れがやってくることは珍しくありません。特に渡船で沖磯へ渡りフカセ釣りをしていると、驚くほど巨大なボラの群れに遭遇することもあります。
ボラは出世魚で、中には1メートル近くになる個体もいます。このサイズになると、もはや「ボラ」ではなく**「トド」**と呼ばれます。まるで無数の魚雷のようなトドの群れは、まるで私たちをあざ笑うかのようにマキエだけを吸い込み、サシエを器用に避けていくのです。
この厄介ながらも引きの強いボラたちを、あなたはどのように攻略しますか?
ボラのエサを漁る特徴
ボラを釣るなら表層狙いが効果的!
波止釣りや磯釣りでボラを観察していると、彼らが盛んに海面近くの表層でエサを漁っているのがよくわかります。もちろん、視界に入らないだけで、沈んでいくアミエビやマキエを下の棚で食べていることもあります。
しかし、もし外道としてやってきたボラを積極的に狙うのであれば、海面表層でエサを食べているボラをターゲットにするのが、釣り上げる確率を上げる一番の近道です。彼らの捕食行動をよく観察し、効果的なアプローチを見つけましょう!
ボラ攻略の鍵は「エサのサイズ」にあり!
ボラの口は、その大きな体格に比べて小さいのが特徴です。このため、彼らは小さなエサを好んで捕食する傾向があります。
実際に観察していると、大きすぎるオキアミなどを口にしても、飲み込めないとすぐに吐き出す様子がわかります。たとえ勢いよくエサを食べていても、不自然なものや違和感のあるエサは即座に避ける賢さも持ち合わせています。
このようなボラの習性を考えると、狙って釣る場合のサシエは小さめにするのがおすすめです。彼らが抵抗なく口にでき、吸い込みやすいサイズを選ぶことが、釣果に繋がる重要なポイントとなるでしょう。
ボラが来たら仕掛けを見直す!
波止釣りや磯釣りの最中に、いよいよボラが群れてきたら、いつもの仕掛けをそのまま投入しても、残念ながらハリに掛かることはほとんどありません。
そこで、もしボラが寄ってきた場合は、一度本命の魚は置いておき、外道であるボラを釣り上げることに焦点を絞ってみましょう。ここからは、その際に気を付けるべき点をご紹介します。
ボラ狙いは「表層」が勝負!具体的な仕掛け調整術
サビキ釣りのアミエビやフカセ釣りのマキエに引き寄せられてくるボラは、ほとんどの場合、海面のごく表層でエサを漁っています。そのため、ボラを確実に釣り上げるには、サシエの位置を表層に合わせることが非常に重要になります。
では、具体的にどのように仕掛けを調整すればよいのでしょうか?その方法を詳しく解説していきます。
サビキ釣りでボラを狙うコツ:表層とエサの付け方
波止でのサビキ釣りには、市販のサビキ仕掛けを使うのが一般的でしょう。この仕掛けでボラを狙うなら、いくつか工夫が必要です。
まず、サビキ針にはオキアミやアオイソメなどをできるだけ小さく切って付けましょう。ボラの小さな口に合わせ、針が隠れるように付けるのがポイントです。
次に、仕掛けの一番上にあるサビキ針が海の表層にくるように調整します。そして、こまめにアミエビを撒いて、表層にいるボラを誘い続けましょう。
フカセ釣りでボラを狙うなら「極浅タナ」が重要!
波止や磯でのフカセ釣りでは、例えばグレを狙う場合、状況にもよりますがウキ下を2ヒロ(約3メートル)ほど取るのが一般的です。
ところが、ボラが群れてきて彼らを狙う場合は、ウキ下をわずか15〜20センチ程度にまで詰めます。これは、ほとんどウキ下がない状態と言えるでしょう。この極めて浅いタナに設定することで、表層にいるボラを効果的に狙うことができるのです。
ボラ狙いの針選び:小さめが鉄則!
ボラは体長に比して口がかなり小さく、その口に合ったエサを選んで捕食する傾向があります。さらに、口に入れたエサに少しでも違和感を感じると、すぐに吐き出すという非常に高い警戒心も持ち合わせています。
そのため、ボラを狙う際には、チヌ針の0.5号から1号、またはアブミ針の5号あたりに替えるのがおすすめです。小さな針を使うことで、ボラに違和感を与えにくく、吸い込みやすくなります。
ボラの警戒心を破る「誘い」のテクニック
ボラは、エサを漁る際に不自然な動きをするものには口を使わない傾向があります。これは、針に付いたエサの不自然な動きを察知する賢さを持っているからだと言われるほどです。
そこで試してほしいのが、針に付けたエサをまるで生きているかのように動かす「誘い」のテクニックです。例えば、オキアミなら、水中をピョンピョンと泳ぐエビのような動きをイメージして再現してみましょう。
この誘いは、ボラの警戒心を解き、食いつかせるのに非常に有効です。私もこの方法でボラを釣り上げた経験が何度もあります。ぜひ一度お試しください。
水質良好なボラは絶品!様々な料理で味わう「海の恵み」
大阪湾などでは食用の人気が今ひとつのボラですが、水質の良い場所で育ったボラは、まさに絶品です。刺身はもちろん、フライや天ぷらにしても、その上品な白身は高級魚にも引けを取らない美味しさ。特に夏場のボラの洗いは、清涼感があり最高ですよ。
ボラは大型の魚なので、釣り上げたら冷凍保存もおすすめです。捌いた身を真空パックにして冷凍すれば、さらに新鮮さを保て、いつでも美味しいボラを味わえます。ぜひ一度、水質の良いボラを味わってみてください。
釣ったボラを美味しく持ち帰る!鮮度を保つ処理方法
せっかく釣り上げたボラですから、最高の状態で持ち帰り、美味しくいただきたいですよね。これぞまさに釣り人の特権であり、釣った魚への最高の感謝の行為とも言えるでしょう。
ボラを鮮度良く持ち帰るための一般的な処理方法はいくつかあります。
基本の処理方法
最も一般的なのは、釣ったその場で頭を落とし、内臓を取り出しておく方法です。内臓が残っていると、鮮度の劣化が早まってしまいます。また、内臓とエラを取り除いた後、お腹の中に新聞紙を詰めて持ち帰るのも効果的です。
船頭直伝!究極の血抜き方法
これは、ある渡船の船頭さんに教えていただいた方法です。釣り上げたらすぐに尻尾を落とし、スカリの中で泳がせて血抜きをするというものです。こうすることで、しっかりと血が抜け、身を最高の状態で保つことができます。このひと手間で、ボラの美味しさは格段にアップしますよ。
ぜひこれらの処理方法を試して、鮮度抜群のボラを自宅で存分に味わってください。
ボラ攻略法まとめ:知れば釣れる!意外なターゲット
釣りの主役になることは少ないものの、釣りをする人なら誰もが一度は目にしたことがあるであろうボラ。しかし、「まだ釣り上げた経験がない」という方も意外と多い、不思議で興味深い魚でもあります。
今回はそんなボラの攻略法をご紹介しました。ここで紹介したちょっとしたコツを実践するだけでも、これまでの釣果とはかなりの違いが出てくるはずです。
ぜひ、これらの方法を試して、あなたの「ボラ未体験」を卒業してください!意外な引きの強さと、その美味しさにきっと驚くはずですよ。


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